診療内容
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎とは
アレルギー性鼻炎は、くしゃみ、透明な水溶性の鼻水、鼻づまりが三大症状です。
アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を吸入することで、症状が出ます。
鼻の症状だけでなく、目のかゆみや涙目をともなうこともあります。
鼻水・鼻づまり
くしゃみ
アレルギー性鼻炎の主な原因
アレルギー性鼻炎は、ダニやホコリなどが原因で1年を通して鼻炎症状が認められる「通年性アレルギー性鼻炎」と、スギやヒノキの花粉などが原因で、花粉の飛散時期だけに鼻炎症状が認められる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」があります。
●通年性アレルギー性鼻炎の主な原因
(1年中症状がある)
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ハウスダスト(ホコリ)
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ダニの糞や死骸
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真菌(カビ)
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昆虫
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ペットの毛 など
●季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の主な原因
(花粉飛散時期のみ症状がある)
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スギ花粉
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ヒノキ花粉
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イネ科花粉(カモガヤ、オオアワガエリ など)
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ブタクサ花粉
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ハンノキ花粉
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シラカバ花粉
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ヨモギ花粉 など
アレルギー性鼻炎の検査
当院では、血液中のIgEと呼ばれるたんぱく質の濃度を測定することで、アレルギーの原因を調べる検査を行っております。
[血液検査の種類]
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採血によるアレルギー検査「CAP-RAST」(最大13項目)
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多くのアレルゲンの検査が可能な「View39」(39項目)
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数滴の血液で、20分で結果が分かる「イムノキャップラピッド」(8項目)
鼻レーザー治療
鼻の中の粘膜に弱い出力のレーザー光を当てて、粘膜の腫れ、むくみをとり、花粉やダニ、家のホコリなどに過敏になった粘膜の感受性を低下させる方法です。
患者さんによって異なりますが、2~3回の照射が必要なことが多いです。
2月から4月のスギ花粉症時期は、鼻症状悪化するので中止しております。
痛み・麻酔について
局所麻酔を行いますので、痛みはほとんどありません。
出血もほとんどありません。
安全性も非常に高く、お子さま(小学校 高学年くらいが目安)でも治療が可能です。
治療時間(治療当日)
●外来にて治療できます。
●麻酔(鼻の中に麻酔液をしみこませたガーゼを入れます):10分程度
●レーザー治療:10分程度
費用(目安)
約 9,000円
高周波凝固治療
重度のアレルギー性鼻炎の患者さんや鼻レーザー治療の効果が低かった患者さんに対しては高周波凝固装置を使用して治療を行なっています。
レーザーが鼻粘膜の表面とその直下を粘膜表面から焼くのに対して、高周波凝固装置は粘膜表面をまったく傷つけず、下鼻甲介粘膜下を特殊なプローブ(針のような物)を用いて焼灼するため、下鼻甲介粘膜の容積が縮小し、鼻づまりの改善がレーザー以上に期待できます。
鼻づ まりで特にお困りの患者さんにお勧めしております。
痛み・麻酔について
局所麻酔を行いますので、痛みはほとんどありません。
出血もほとんどありません。
安全性も非常に高く、お子さま(小学校 高学年くらいが目安)でも治療が可能です。
治療時間(治療当日)
●外来にて治療できます。
●麻酔(鼻の中に麻酔液をしみこませたガーゼを入れます):10分程度
●レーザー治療:10分程度
費用(目安)
約 9,000円